生きづらさ、人間関係などAC(アダルトチルドレン)のカウンセリング 東京都品川区

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男らしさの病―家父長制の何が悪いのか

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サルと人とを分ける最大のものが父親の存在理由です。フロイトはこれをエディプスコンプレックスという言葉で説明しました。エディプスコンプレックスとは、ギリシア神話のオイディプス王から取ったものですが、要は、子どもが父親の妻を欲しがることを禁止することです。

 

これまでずっと書いてきたように、母と子どもは放っておけば、自然と融合が強くなりますので、子どもは母を自分のもの(母とセックスをしたがる)としたくなります。これを禁じているわけです。これは近親相姦の禁止でもあります。

これを固く禁じ、それを破るものの罰は去勢(オチンチンを切り落とす)されます。この恐ろしさのために子どもは母親との癒着を諦めるわけです。さらにそのような気持ちを持った自分に対して、罪の意識(原罪)も埋め込まれます。この原罪意識こそ、人倫(人の道)であり、サルと人間を分かつものだと考えました。

 

これによって、男の子は母との融合を諦め、家を出て女性を求め、女の子は大事な贈り物として外へ出されます。このように近親相姦をさけることで、親族が広がり、それが地域社会になっていったわけです。

家族は親族、地域、さらに地域文化と密接に結びついているわけです(現代家族はこの部分を捨ててしまって不自然な形で家族をやっていることになります)。

 

しかし、この原罪が埋め込まれるときに、父親から息子への暴力、娘への近親姦が行われてもいて、それは歴史上ずっと見過ごされてきていました(問題とされなかった)。

もし、このような暴力が内在化されれば、不合理までの罪悪感、懲罰的な超自我になっていくことは容易に想像できます。

これが現代になりようやく問題になってきた、つまり‘子ども’が発見されていったのです。子どもへの暴力虐待が明らかになってきたのは、戦争が終わってからです。国家が暴力を肯定している時代には家族の中で暴力が行われていたのです。