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何故、臨床心理士は自己啓発セミナーに負けるのか?その2

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病院や教育現場などで実際に臨床心理士からセラピーを受けたことがある人たちの多くが、「ただ話を聞いてもらうだけでよくならなかった」という話をよく聞きます。

 

しかし、セラピーの技術や技法は山のようにあります。ただ聞いているだけではなく、色々と技法を身に着けているはずです。多くの臨床心理士が自腹で〇〇セラピーの技法の研修や学会に入ってその技法を身に着けています。

ちなみに多くのセラピー技法が知的財産になっていて、勝手に使ったりしてはいけないものも多く、その技法が習得してそれを使っていいですよと許可されるまでに、また多くの時間とお金がかかる仕組みになっています。

そのように多くの心理士が努力しているにもかかわらず、多くのクライアントに有効に届いてないのは何故でしょうか。

 

それは一つには、前回も書きましたが、臨床心理士の多くが、大きな組織で守られながら仕事をしていたいと思っているからです。面接が継続する、クライアントがよくなるということに、無意識で関心を持つことが薄くなります。

卑俗な言い方ですが、一日何人クライアントと面接しようと、お給料は一緒です。クライアントが継続しなくても、上司から責任を問われることもまずありません。あの患者は内省しないから、変る気ががないからと患者の責任にしてしまいがちです。

病院側も、診察時間が短かくして多くの患者を診ないと経営が成り立たないので、長く話を聞かないといけない患者は心理士に回したいわけです。

臨床心理士がこのように組織側の人間になってしまうことがほとんどなので、患者の希望より、組織の都合で動いてしまうわけです。そのようなメンタリティーに自然となるということです(私もそうでしたから)。

 

しかし心理セラピーが始まった、100年前のフロイトは、個人開業でやっていました。クライアントはみなお金持ちだったとはいえ、毎回セッションフィーとしてお金を手渡しで貰っていたところから心理セラピーが始まっています。

ここが実は大事なところで、直接お金をクライアントから貰うことで、クライアントとセラピストの平等性が守られ、クライアントとセラピストとの心の動き「力動」を扱うことができるのです。