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何故、臨床心理士は自己啓発セミナーに負けるのか?その5

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しかしこのようなステップマーケティングといわれるものも、よく見れば、ネットビジネスや、ねずみ講といわれているいかがわしいといわれるものから、日本の伝統芸能の家元制度、知的財産の資格ビジネス、法科大学院、MBAまで似たようなシステムを取っています。

それに権威(伝統芸能)があったり、また国家認定(大学院や専門学校)であったり、その国家認定じゃなくてもその免状や資格で食べていければ、(市場が安定している)文句も出ないでしょう。

 

自己啓発といわれるものは、仕掛ける側が成功している姿を見せることで、顧客が成功したイメージを持たせ、「お金が欲しい!」というモチベーションを肯定するマインドセットをあつかい、たくみなキャッチコピーで相手を煽り、あとはメディアを使って大量のマーケットを開拓していくやり方になるので、当たれば大きいですが、だいたいは上手くはいかないということになるでしょう。

それでもそれに引っかかる人が後を絶たないというのは、それだけあの耳に聞こえのいい、心をくすぐるような宣伝広告が上手いわけです。それはあくまでも、マーケティングとかキャッチコピーなどの広告宣伝力が長けているということで、それは心理学やセラピーではありません。

 

以前に書きましたが、自己啓発のやり方も元は心理療法のブリーフセラピー(短期療法)のNLPといわれている技法をを「お金と成功」ということに特化して使っているものです。

ですので、それ自体はなにかインチキや詐欺(集金システムがそういうものがありますが)というものではありません。

自分の人生が変わるかもしれない、という希望を強く喚起させるわけですから、それ自体は、セラピーにおいても必須のものです。クライアントに「成功という夢が叶う!」と思い込ませることには成功しているわけです。

自己啓発は、NLPを使って成功のイメージをつくり、インターネットなどのメディアを使ってマーケティングをして、あと上手なキャッチコピーをして大量に顧客をつかんでいくというやり方です。

そのイメージは分かりやすく(お金を多く稼ぐ)、多くの人があこがれを持たせることができ、さらに巧みなキャッチコピーをつかって人々が飛びつくように宣伝をかけるので、なかには思い込んで成功する人が100人に一人でも、1000人に一人でも出てくるわけです。(率的にはそれくらいだと思いますが、本などが売れれば注目度は爆発的なものになります)

 

しかし臨床心理士は、当然ながら、マーケティングやキャッチコピーなどの能力はありませんし(当たり前ですが)、中には解決した姿や変わるかもしれないとクライアントに思い込ませることもできていないことが多いわけです。

さらに、セラピーやグループワークでは相互の心の動きを扱いますので、大量のクライアントを扱えません。そんなに大勢のクライアントが来てしまったら、セラピスト側が限界を超えてしまい潰れてしまいますので、どうしても小規模なクライアント数で、長い道のりをクライアトとともに伴走していくというスタイルになるわけです。

 

つまり概ねこういうことが言えると思います、多くの臨床心理士は「学校いい子」のコンサバティブが多く、自然と自分のポジショニングを大事にするために、こういってクレームになったらどうしよう、上から注意されたらどうしよう、クライアントから怒りをぶつけられたらそうしようという思いが先に立って、クライアントから腰が引けてしまい、ただ話を聞くということになりやすく(それで、クライアントが継続しなくてもセラピストはお金に困らない)、自己啓発セミナーは、資本主義社会つまり、お金に鍛えれていて、顧客に経済的成功のイメージや夢が叶うイマージを強烈に抱かせることには成功しますが、その後は各自でやってくださいというやり方が乱暴であったりするわけです。