人と会ったり話したりすることに、不安や恐怖を感じていませんか?

初対面の人や、複数の人の前で話す時に緊張するのは、当たり前のことです。

しかし、人と会ったり、話すことに極端に不安や恐怖が出たり、考えるだけで動悸が激しくなったり息が苦しくなったりしたら対人恐怖症の可能性があります。

このような状態が続けば、人と会う場を避けてしまいます。それが続けば、学校や会社に行けなくなり、引きこもり状態になり、日常生活に支障が出ます。

このように他人に怯えて、これからも生活していくのは生きづらい人生です。

ここでは、対人恐怖症の対処や回復して行くヒントを紹介していきます。

対人恐怖症とは?

対人恐怖症とは、対人場面で強い不安や恐怖のことをいいます。社交の場所(学校、職場、など)に行けなくなり、日常生活に支障をきたすほどになります。

「人前で話すのは緊張する」「人の輪に入っていくのには気が引ける」「人と会うのが億劫」、このようなことは日常だれにでもあることです。

その緊張や不安が強すぎて、恐怖になり、動悸がしたり、汗が噴き出したり、声や手が震えてしまったり、吐き気がするなどの症状がでてくるほどになると、それは対人恐怖症です。

そうなると、当然、社交の場に行きたくなくなります。それが続くと、不登校や出社拒否、など日常生活に支障をきたします。

今、日本で大きな問題になっている、引きこもりも、対人恐怖から、家に引きこもって外に出られなくなることを言います。

人との交流を避けて、家に引きこもっている状態が長く続けば、その人の人生の選択は狭まります。また引きこもりから、抑うつや、妄想幻覚などの重篤な精神障害を引き起こすこともあります。

対人恐怖症はもともと日本独自の症状だと言われていましたが、最近では、アメリカの診断基準でも、社交不安症/社交不安障害として認められるようになりました。

対人恐怖症で出てくる症状は

対人恐怖症は、人と接することに対する極度の不安や緊張、恐れです。その不安と恐怖の反応からさまざまな症状が出てきます。

パニック症状

胸がドキドキする動悸、息苦しくなる、不自然に汗が出る、吐き気、めまいが起こります。

たとえこれが起こってなくても、もしおきたら制御ができなくなって、自分がおかしくなってしまうのではないかと感じます。このような予期不安からくる、恐怖心、現実感がなくなる感覚も、パニック障害の症状です。

赤面恐怖

人前に出て恥ずかしくなると顔が赤くなり、そのことで人から注目されて変に思われるのではないかと過剰に意識して、人と会うことを避けてしまいます。

またそのことを人から指摘されたりすることで、さらに怖くなり、人前にでることが出来なくなります。

実際に顔が赤くなっていなくても、自分の顔が赤くなっているのではないかと思うことで不安になり、人と会うことが出来なくなります。

視線恐怖

人の視線が怖い。人から自分がへんだと思われていないかと思うと人の視線が怖くなります。また自分の視線が人を不快にさせているのではないかと不安になることも言います。

書痙(しょけい)恐怖

黒板に文字を書く、窓口などで申込書を書くなど、人前で字を書くときに、自分の字が下手なのではないかと思うと、手が震えて文字が書けなくなります。

またその震えている姿を人に見られて、自分のことを変な人間に見られていると思うと、人前で字が書けなくなりますし、人前で字を書く場面を避けるようになります。

会食恐怖

自分の食べている姿を人に見られると、恥ずかしくなり、緊張してしまい、箸やお椀を持つ手が振えたりします。それを見た人が自分のことを変だと思われていると思い、人と食事をすることが怖くなり、人と食事が出来なくなります。

これらの恐怖症の特徴は、実際にそのような症状が起こっていなくても、もしまた起こったらどうしようという予期不安があることです。そうなると、ますます人と会うことが恐ろしくなるという特徴もあります。

醜形恐怖

人が見ても分からない自分の顔や身体の違いをおかしいのではないかと何時間も思い悩み、日常生活がままならなくなります。

対人恐怖になりやすい人の特徴

対人恐怖症は、日本から生まれたものなので、日本の習慣や日本人特有の性格と結びついているものがあります。

人の評価が気になる人

自分が人からどう思われているか、その評価に自分があっているかどうかが、気になります。

それに囚われてしまうことで、自分個人の感情や考えよりも、世間の評価や目に重点が置かれるようになります。

生真面目で完璧主義な人

まじめで完璧主義な人ほど、こうあらねばならない、きちんとしていなければいけないという思いが強すぎます。それが少しでも上手くいかないと、もうすべてだめだと思ってしまいます。

恥の感覚が強い人

日本は罪の文化ではなく恥の文化だと言われています。ちょっとしたミスや自分の思ったように行かないと、人からダメな人に思われていると思い込んでしまいます。

そのような恥の感覚が強い人ほど、人と会いたくないと思ってしまいます。

目標が高すぎる、自分に厳しい人

自分を厳しく節制し、真面目に目標に向かって努力は出来ますが、その目標設定が高すぎて、途中で息切れを起こし、挫折してしまいがちです。

挫折すると自分はもうダメな人間だと思ってします。0か100かの極端な思考の持ち主です。

しかし目標を下げることは、自分のプライドが許さないので、その無理な目標にこだわってしまい同じ間違いを繰り返しがちになります。

プライドが高い人

人によく見られたい、自分は人より優れているという思いが強すぎて、人より劣っていることや、自分が出来ないことを認められません。

なので、自分が挫折したり失敗したりしたことを、自分で認めたり、人に助けを求めたりすることが出来ません。

人に会うと自分の実力が分かってしまうので人と会いたがらなくなります。

勝ち負け、パワーゲームにこだわる人

人を常に上下で判断をして、勝った、負けたにこだわります。

他人から認めてもらいたいのですが、他人を支配をしないと認めてもらえないと思っているので、すぐにマウントを取り、常に自分が優秀だということをアピールしています。

どうして対人恐怖になるのか

対人恐怖の原因には、もちろん個人の性格の面もありますが、現代社会が生み出している社会的要因も大いに関係があります。

ここでは、社会学的要因、家族から形成された環境の要因、人間関係で傷ついた心(トラウマ)の要因、それらが原因で形成された心理的要因を解説します。

社会的要因

現代社会で生きる私たちは、小さい時から、社会の要請に生きるように強いられています。

学校ではこうしなさい、から始まって、学校を出ても、社会人として、男として、女として、こうあるべき、こうするべき、これを出来ていないと恥ずかしい、と言われて育ちます。

そのため、言われたことから落ちこぼれないように生きていきました。

この社会に生きていくために、私たちは、社会に要請された価値を内在化して、それを自分に適応しようとします。人間社会という“マーケット”の中で、有用な、価値のある“よい製品”なろうとします。

そこから外れることは、その社会からは評価されない、負け犬、窓際の存在になることなので、社会から排除される恐怖から、必死に情報に遅れないように、社会の要請に自分を合わせるように必死になります。

当然、他人と自分を比較して、自分がどれくらいの価値があるのか図ることになります。そのような価値観から、自分が上か下かのパワーゲームの人生を生きることになりますし、

人から見て“よい製品”になろうとしたら、世の中がよいといわれる、よいサラリーマン、よい教師、よい父、よい母になろうと汲々とします。

しかし、人から言われた“よい製品”になることが目的になると、自分の心は空洞化し、前回書いた、楽しくない、退屈な人生が始まります。(人生が楽しくない!と感じた時の対処法

このような、厳しい世間の査定に、適応することに、挫折した時、対人恐怖症が出てきます。

家族要因

親の期待が高すぎて、それに応えようとした子どもは、強すぎる親の価値観の中で成長します。子どもは、常に親の顔色を見て、親の価値観にそって生きてしまいます。母親の“いい子”として育ちますが、自分の内的欲望が育ちません。

そしてそのような親は、高い期待を押し付けますので、そのプレッシャーが強すぎたり、押しつぶされる時の不安や恐怖が対人恐怖を引き起こします。

大体が、その親も“いい子”として育ってしまっているので、塾や習い事、子どもが入る学校の選定も、この子のためと思ってやっていて、自分の期待を押し付けているとは思っていません。

子どもの方も親は自分のためを思ってやってくれると思うので、その期待に応えられない失敗体験で、自分は愛されないダメな人間だと思うようになります。これでは自分はあるがままの自分が愛されているという、基本的な自尊心が育ちません。

あなたのためと言いながら、親の過剰の期待を押し付けてくることを、精神科医の斎藤学氏は“やさしい暴力”と名付けました。

トラウマの要因

親からの虐待、学校でのいじめ、職場でのハラスメントなど受けた場合は、心的な外傷(トラウマ)を負います。

トラウマ反応として親や、学校、職場を思い出させるような、人、場面、状況に出会うと、解離やフラッシュバックを起こしたり、そのような場所を回避するようになります。

心理的要因

親の関心や愛情を貰おうとして、子どもは親の期待に応えようとします。親としても期待に応えた時に褒めるわけですが、期待に応えなられない場合に、親が」叱責やあからさまの失望を表すと、子どもは“条件付きの愛情”しかもらうことが出来ません。

子どもはその親の愛情、承認が欲しいので、親の期待に応えてもっと頑張りますが、ありのままの自分を愛してもらうのではなく、親の期待に応えた時に愛情を貰えると思います。

そのため、期待に応えられない自分は愛されないと、条件付きの愛情が刷り込まれてしまいます。

大人になっても、社会が期待する、大人像に沿って生きようとします。それは自分の内的な欲望ではなく、社会(他人)が決めた評価に沿った、実現不可能な完璧な理想的自己像になります。

他者が決めた自己理想像への適応なので、人の比較、人より自分は上か下かが基準になるので、たとえ勝者になったとしても、いつ自分は下になるのではないかという恐れの中で生きていく事になります。

またその理想はやってもやっても到達することはありませんし、不全感があります。他人が決める他者評価に適応することばかりに懸命になるので、根本の自己評価は上がりません。

社会が要請する“条件付きの愛情”(評価)を満たさないと自分は愛されない、価値がないと思っているので、自分はこのままの自分でいいという基本的な自尊心が欠けてしまっています。

このような脆弱な自己像は、受験や就職の時の挫折で、壊れてしまいますので、そこから自信を無くし、対人恐怖になってしまいます。

対人恐怖を乗り越えるための対処法

対人恐怖症は先述したように、他人の期待や社会の要請を素早く読み取り、自分を過剰に合わせてきたやり方が、もう通用しないという合図として対人恐怖症という症状となって出ています。

その他者の価値観を乗っ取られて、自分の欲望が分からなくなっています。自尊心をはぎ取られ、自己評価が下がっています。

自分の欲望を呼び起こし、傷ついた心を癒し、自尊心を回復させ、自己評価を上げる必要があります。

そのための対処法をご紹介します。

今までの自分の価値観を知る

今までの自分の人生を親や、社会の価値観に過剰適応して、失敗するのが恐ろしくなり、対人恐怖を引き起こしたわけです。ですので、その親や社会が何を自分に強いてきたのかを知る必要があります。

それは勉強や学歴、一流企業の就職、お金、美しさ、筋力、セックスの数、知識、コミュニケーション能力などなどでしょう。それがないと周りから承認してもらえないと恐れるようになっています。

それらに過剰適応することで、自分が虚しくなっていったのですから、そのような価値観が何かを知ることが大事です。

パワーゲームから降りる

これらの事柄をめぐって、人より、出来る出来ない、上か下か、のパワーゲームの価値観で生きてきました。しかしパワーゲームには勝者はいません。勝者になったとしても次に落ちることに怯えなければならないからです。

このような結果だけで人生を測る、勝った負けたのパワーゲームは、支配被支配のコントロールの世界です。

自分が空虚な人は、外の世界の価値観で、人の承認を得ようとしますので、パワー(自分の意志の力)で支配、コントロールしようとするので、支配合戦になります。

このような世界に生きることは苦しいのです。早く気が付いて、無理なパワーゲームから降りることが大事です。

今までの人間関係のパターンを知る

人間関係は無意識に繰り返されます。今までの挫折してしまった人間関係のパターンがあるので、それを紙に書くなどして意識に上らせてみましょう。

「最初はソツなく、人と付き合えるのに、自分の内面や悩みなどを話すような深い関係になると、自分がつまらない人間だとばれてしまうと思って、その関係から離れてしまう」とか。

「仲良くやっていたのに、いつしか、自分ばかりが相手の、グチや悩みを聞いたり、お世話役になって、苦しくなってやめてしまう」とか。

「自分がバカにされているのではないか、何も知らない人間ではないかと、人から思われているのではないかと怖くなって、人と付き合わなくなる」とか。

あるいは、「人からバカにされたり、意地悪されたり、避けられたり、嫌な顔をされたと思って、自分は嫌われていると思って人から距離を取る」とか。

人との関係は、自分の内面が投影されます。自分が上か下か、勝ち負けにこだわっていれば、それが人間関係に現われます。自分はそんなことを思っていないと思っていても、抑圧された感情が他人に映し出されてしまうのです。

今の自分を認められず、自分がまだ努力がたりない、自分はダメだと自分を無意識に否定して、その理想に自分を駆り立てているのであれば、その無意識が他人に投影されます。

なので、他人が自分をバカにしたり、意地悪をするように、感じてしまうのです。

自分の欠点探しを止める

このように対人恐怖の人は、今の自分が嫌いで、否定的な自己像を持っています。これでは足りない、今の自分では価値がないと、だからもっと努力が必要だと、自分を駆り立てています。

その努力は、どんどんハードルが高くなり、いつまでたっても満足はしませんし、失敗した時には、やはり自分はダメなんだと、さらに自分を貶め、自己評価が下がるように作用してしまいます。

自分が心の中で行っている、自分への欠点探しや、自己否定を止めましょう。この自己否定(ネゲイション)を脱洗脳して、自分を肯定するアファメーションが必要です。

「今まで自分はよく頑張ってきた、という自分への労い
「このような環境で、対人恐怖になってしまったのも、無理はないという自分への共感
「いままで健気に頑張ってきた自分が愛おしいという自分への関心愛情」が必要です。

自分の今の感情に気が付く

人は感じると辛かったり苦しかったりする感情を、否認したり、抑圧して感じないようにします。

特に、一人ぼっちだと思う寂しさ、人が自分をバカにしている時の怒り、負けたと思う時のみじめさ、自分よりあの人の方がいい思いをしていると時に感じる羨望(せんぼう)、は抑圧しがちです。

否認や抑圧をして、その場をやり過ごしたり、うまく切り抜けたりできますが、それが後になって、たまりにたまって感情を爆発させて人間関係が切れてしまったり、自分を傷つけたり、衝動性がコントロールできなくなったり、

身体症状として出たり、抑うつになったりと後で大きな代償を払うことになります。

これをS.フロイトは抑圧されたものの回帰と言いました。

将来どうなってしまうのだろうという不安、人の前でしゃべらなけれいけないときに感じる緊張は出てきて当然のものです。なんとかしようと思うと、なんとかならなくなります。

湧いてくる感情にいいも、悪いもありません。湧いてくる感情はそのままにしておきましょう。激しい感情もしばらくすれば去っていきます。

感情をやり過ごすことを体得していきましょう。

対等で親密な人間関係を作る

対人恐怖の人の人生観の元になっている、支配被支配のパワーゲームからおりるためには、対等で親密な人間関係を作ることが必要です。

人と親密さを感じる元は、母親が自分のことをあるがまま、丸ごと愛してくれた承認の感覚です。しかし赤ん坊と母親との関係は、依存と拘束の関係ですから、大人になってその関係を作ることは支配被支配になってしまいます。

そうならないためには、こちらが承認を求めるばかりではなく、相手からの承認も認めてあげる必要があります。そうなると自分の承認して欲しいという欲望を譲歩しなければいけないことも出てきます。

このような自分を承認してくれという思いと、自分を承認してくれる他者に価値を見出し、その人の侵入にも耐える、他者承認のバランスが必要になります。

親密な関係とはこのような相互承認の間に生まれる相互交流の感情を共有することです。

対人恐怖を乗り越えるための「大崎セラピールーム」のカウンセリング

対人恐怖になった背景には、様々な家族関係や人間関係、時代の要請があります。その要請に応えようとし過ぎて、自分が至らないと思うことで対人恐怖になっていきます。

大崎セラピールームでは、努力してがんばって他人の要請に応えたら自分を認めてもらうという条件付きの関心から、あるがままの自分を認めて、自尊心を育てるカウンセリングを行います。

自分を否定すること止め、自分を肯定することは、自分一人でやるのはなかなか難しいので、カウンセリングで他者(カウンセラー)からの関心を受け取ることで、自分を肯定し、温かく見守り、自分を育てていくことが出来ます。

カウンセリングを受けるメリット

カウンセリングによって、このような環境で、対人恐怖になったのも当然だったし、そんな中で自分はよくやってきたと自分を労ってあげ、その自分を認めてあげること(自尊心を上げること)が出来ます。

そして、その自分を愛おしく感じ、好きになっていくこと(自己評価を上げる)が出来ます。

人が自分のことをどう思うかはそれほど気にならず、自分の感情を生き生きと感じることが出来ます。そのことを肯定できるので、自分の感情と関心に沿って自分の人生を歩んでいくことが出来ます。

カウンセリングの効果

今の自分を認められるので、人が自分のことをどう思うかが気にならなくなり、他人の意見や評価に振り回されなくなり、人の感情やトラブル巻き込まれることがなくなっていきます。

自分の感情や関心を感じて、認めることができて、同時に人はその人の感情や要求を認めてあげられるので、人と会うことに過度に緊張したり、不安になることが減っていきます。

人は人、自分は自分という境界線がきちんと引いていけるので、自分に自信がついていきます。

感情の波も安定してきて、自分を軸にして生活できている実感が持てるようになります。

カウンセリングの費用

まずは最初の数回でカウンセラーとの信頼関係を築いていきます。その後、その人の対人恐怖の課題に取り組んでいきます。

カウンセラーと関係を作るために、まず2週に一回、1~3回でカウンセラーとの関係を作り、それから4~6回くらいで課題に取り組んでいくのを目安(3か月、6万円)にしてください。

対人恐怖で悩んでいる方、大崎セラピールームにご相談ください

対人恐怖は、自分が何かやりたい衝動があるけれど、それが人から見たらどう思われるか怖がって立ちすくんでいる状態です。

恐怖の下に隠れている、自分がやりたいことの種を肯定し、一緒に育てていきましょう。

大崎セラピールームのカウンセラーが対人恐怖、引きこもりのからの回復してきた当事者です。当事者からの回復した経験と、心理士としての専門的な知識と臨床経験を使って、あなたの対人恐怖の回復のお手伝いをいたします。

品川区、JR大崎駅から徒歩5分の心理カウンセリグルームです

興味のある方は「初めての方へ」をお読みください