セラピスト:田中淳一/臨床心理士
臨床心理士/公認心理師/日本家族と子どもセラピスト学会認定セラピスト
1967年 新潟県生 東京都育 東京都品川区在住
引きこもりの経験者(当事者)
私は1997年に大学院を卒業し、就職が出来ず、引きこもるようになりました。今の引きこもり、ニートの走りだと思います。
就職する気にもなれず、うつうつと実家で無益に過ごしていました時に、斎藤学先生の本『アダルト・チルドレンと家族』に出会いました。この本を読んで、自分の人生の生きづらさの正体は、自分がAC(アダルトチルドレン)であることがわかりました。
そこから自分の生きづらさの正体や自分自身を知るために、AC関係の本を読み、自助グループに通い、斎藤先生のやっているクリニックのデイケアに通い、自分自身の学歴コンプレックスや原家族、両親との関係、今までの人間関係の'棚卸し'をしていきました。
セラピーやグループで自分がいかに人の評価を気にし、いい人をやり、それで生きづらい人生を送っていたかに気づきました。また戦後食うや食わずで生き延びた母親の実存的な不安を無意識に引き受け、母親と同じように強迫的に何かをしていないと不安でしようがない自分にも気が付きました。そして、そのような無理な生き方を手放し、自分らしい人生を送ろうと思えるようになりました。
当事者開業心理セラピストへ
その後、斎藤先生が米国から招へいした臨床心理大学院に入学し、クリニックのスタッフとなりました。そして臨床心理士、公認心理師の資格を取ってから、精神科のクリニックをはじめ、スクールカウンセラー、企業(EAP )、地域活動センター、民間カウンセリングルームとあらゆる分野で臨床の経験を積んできました。
その自分の回復してきた当事者の経験と心理専門家としての知識を、もっと活かせるように、独立開業をしました。大崎セラピールームでは、安心して話せる場を作り、一人一人のクライアントの状態やパーソナリティにあったカウンセリングをします。
主に、家族療法、精神力動、ナラティブセラピー、ゲシュタルト療法、認知行動療法、グループ療法、オープンダイアローグ、マインドフルネスなど総合的な心理療法を提供しております。
専門医療が必要な場合は、医療と連携して心理療法を進めていきます。
自分の臨床を正しく行われているかを、経験豊かな臨床心理士のSV(スーパーヴィジョン)、精神科ドクターのSV、グループSVを受け、自分の思い込みで臨床をしていないか絶えずチェックをしています。
経歴
中央大学大学院仏文学博士課程前期修了
AIU/CSPPアライアント国際大学カリフォルニア臨床心理大学院修士課程 2005年修了
臨床心理士/公認心理師/日本家族と子どもセラピスト学会認定セラピスト
所属学会:
日本家族と子どもセラピスト学会
日本嗜癖行動学会
日本心理臨床学会
取り組んでいる分野
- 機能不全家族に影響を受けたアダルトチルドレンの回復
- アディクション(依存症)の家族療法アプローチ
- パーソナリティ障害やトラウマへのナラティブアプローチ
- 引きこもりへの家族療法アプローチ
- 夫婦間葛藤へのナラティブアプローチ
- オープンダイアローグ、マインドフルネスなどの身体との統合を目指すアプローチ