夫婦間の様々なことで、悩んでいませんか。

夫婦間のもつれた糸は、二人で解こうとしても、どちらかが我慢するということで終わりがちです。それでは、家族でいる幸せを感じることが出来ません。子どもに幸せを伝えることも出来ません。

夫婦間の葛藤の解決には、夫婦カウンセリングが有効に働きます。
ここでは、夫婦カウンセリングが必要なケースを示し、大崎セラピールームで行っている夫婦カウンセリングについて紹介します。

夫婦カウンセリングとは?

心理カウンセリングは通常、カウンセラーと相談者が一対一で面接を行います。それを夫婦そろってカウンセリングを受けることを夫婦カウンセリグあるいは、カップルカウンセリングと呼びます。

夫婦カウンセリングでは、家族問題、子どもの問題(不登校、引きこもり、非行など)、夫の浮気やDVの問題、夫婦間の葛藤を抱えた方と、カウンセラーが一緒に問題を解決していきます。

夫婦の問題は、当人同士の話し合いでは解決できないことが多く、また知人にプライベートな問題は相談しにくいものです。夫婦カウンセリングでは、カウンセラーは客観的な立場に立ち、悩みを抱えた夫婦の話しを聞いていきます。
カウンセラーが夫婦間に入ることで、感情的にならず自分の思ったことを伝えられ、コミュニケーションの不全が解消されます。それによって問題点が整理され、お互いに気づきが得られます。相手のことを尊重出来るようになり、夫婦のこれからの関係を考えることが出来ます。

夫婦カウンセリングが必要なケース

夫婦カウンセリングが必要な代表的なものを紹介します。

不登校・引きこもりなどの子ども問題

子どもの不登校、引きこもり、非行問題は、父親が母親の子どもの育て方が悪いと責めていることが多いです。
母親は子どもに対して罪悪感を持ち、父親は家族内のつらい状況を見たくないために仕事へ回避しがちなケースもよく見られます。
子どもの問題を、夫婦で話し合えないため、問題は解決されず、ますます夫婦の溝が深くなります。

夫にDV・ハラスメントがある

夫からの言葉の暴力、肉体的暴力、性的暴力の問題が挙げられます。またネグレクト、経済的いやがらせなどのハラスメントもあります。妻にとって家庭が危険な場所であり、そのような場所にいたくないと考え、離婚、別居が頭に浮かぶようになります。

浮気・不倫で悩んでいる

夫の浮気や不倫、風俗通いが妻にばれて、夫婦の信頼関係にひびが入ります。妻が夫を心身ともに拒否し、夫婦の関係が続けられなくなります。

夫に依存症の問題がある

夫側に、依存症の問題があるケースがあります。アルコール依存症の問題がある場合、お酒がらみで、仕事、金銭、人間関係の様々な問題を起こします。
またギャンブル依存症がある場合、常に借金の問題を抱えます。妻はそのしりぬぐいに追われます。そのような夫に嫌気がさし、一緒に生活することが苦痛になります。

妻に依存症の問題がある

妻側には、買い物や食事(過食、食べ吐き)などの依存症の問題があることが多く、買い物問題では、支払いが滞り、借金で家計が回らなくなます。
妻が摂食障害があるケースもあります。食べて吐いてを繰り返すため、食材の無駄な出費で家計が回らなくなります。また本人の健康にも問題が出てきます。夫はそんな妻に付き合いきれなくなり、夫婦の仲は険悪になります。

夫婦関係が冷え切っている

相手に何を言っても変わらないと諦めてしまい、夫婦関係が冷え込みます。寝室は別々になり、会話もなくなります。子どもがいるから仕方なく一緒にいる夫婦関係です。

お互い、この家庭を維持している理由が分からなくなり、離婚を考えるようになります。

離婚か修復か悩んでいる

離婚するにも、時間と労力がかかる、子どもの養育の問題もあるので、簡単に離婚に踏み切れない。かといって、このまま一緒に住むのも耐えられないという葛藤状態に陥ります。

友人や親にも夫婦の悩みを相談することができずに精神的に追い詰められます。

夫婦カウンセリングで改善できること

夫婦カウンセリングを行うことで、喧嘩や言い争いなどが減っていき、感情的にならずに会話をすることが出来るようになります。
今まで何が原因かも分からず、どう取り組んでいいか分からなかった問題点が整理され、夫婦関係をよくしていこうと思えるようになり、お互いが協力して問題解決に取り組むことが出来ます。
問題に一緒に取り組む過程で、お互いを認め、尊重出来るようになり、夫婦関係が改善されていきます。

大崎セラピールームの夫婦カウンセリング

子どもの問題や、夫婦不和の問題は、お互いの関係性の変化を促しているサインです。
お互い、相手はこうするものだ、こう考えるのが当たり前だと思っていたことが、自分の思い込みだったという場合があります。
夫婦カウンセリグによって、コミュニケーションの行き違いやコミュニケーション不全を改善させていくことが出来ます。

今まで諦めかけていた夫婦関係を、この夫婦危機を機に柔軟に変化させていくことが出来るようになります。

大崎セラピールームが具体的にどのような夫婦カウンセリングをするかご紹介します。

子どもの不登校、引きこもりを解決する

子どもの問題(不登校や引きこもり)を抱えた家庭の多くが、母親が一人で子どもの問題を抱え込み、父親は母親に任せきりというケースが多いです。

子どもが問題を起こすケースでは、夫婦仲が悪くなった両親を離婚しないようにつなぎ留めておくために、問題を起こしているということが実は多いのです。
そのため、夫婦が協力して、課題に取り組み、夫婦の仲が改善することで、それを見た子どもは問題を起こさなくなります。

アイ(I)・メッセージによる気持ちの伝え方

葛藤を抱えた夫婦の会話は、相手を非難する発言が多く、それがエスカレートして喧嘩や口論になります。
相手を尊重し、建設的な会話ができるように、アイ(I)・メッセージで相手に伝える練習をします。

(前)「なんで、あなたは、いつもそういうことするの!?」
(アイメッセージ)「そういうことをされると、私はとても腹が立つので止めてほしい。」

アイメッセージにより、相手を責めるのではなく、自分の感情を伝える会話を練習します。

相手の気持ちを受容する

アイ・メッセージで会話をすることで、自分の感情を相手に伝えることが出来ます。
今までは自分が非難されたと感じ、それに言い返すことで口論になっていたわけですが、相手の気持ちが分かるようになります。
(例)
妻:「だれにも相談できなくて、私の辛い気持ちを聞いてくれなくて寂しかった。」
夫:「自分が、父親であることと夫であることが否定されている気がして不安だった。」

このようにお互いが、本音を言えるようになると、相手はそう感じていたのかと、相手の気持ちを理解し、相手を受容することが出来るようになります。
お互いあるがままの相手を受け入れることが出来、夫婦の仲が改善されていきます。

トラウマの克服

幼少期に親から虐待を受けた過去を持ち、トラウマを抱えている場合、その人はパートナーを虐待した親に見立ててしまいます(投影)。それによって、本来であれば、傷つけた親にぶつける怒りをパートナーにぶつけてしまいます。
怒りをぶつけられた方は、なぜそのような仕打ちをされるのか分かりません。その結果、絶えず激しい喧嘩が起こり、夫婦関係を維持できなくなります。
パートナーがトラウマを抱えている場合は、個人カウンセリングを行って、ある程度トラウマを癒してから、夫婦カウンセリングを行います。

効果

カウンセリングが有効に働くと以下のような効果が現れます。


・相手の事に、気持ちが囚われる時間が減っていきます。
・喧嘩や口論が減っていきます。
・家庭や将来の不安や心配が減っていきます。

メリット

カウンセリングが有効に働くと以下のようなメリットが得られます。

・夫婦二人の時間を楽しめるようになります。
・これからの自分の人生に希望が持てます。
・お互いが優しくなれます。

費用

夫婦の問題はそれぞれ違い、回復のプロセスは違いますので、必ずこのようなプロセスをたどるとは言えませんが、ここでは、概算をお示しします。

最初の3回から6回で、セラピストとの信頼関係を作り、カップル(夫婦)の協力関係を作る(お互いが問題について、協力をしていく関係を作っていきます。アイメッセージで伝える事、お互いが協力していると思える課題を設定するなどを決めていきます。(2週間に1回、約2か月から3ヶ月、6万円から9万円)

課題の取り組み(問題解決ための課題を取り組んでいきます。たとえば、子どもへの声掛けをどうしていくか。暴力を振るわれそうになったらどう対応するかなどを前もって相談して決めておきます。)を6回くらいで行います。(2週間に1回、約3ヶ月、9万円)

問題解決後自分たちはどうなっているか未来図を描く(問題に巻き込まれている時はそれで頭が一杯なので、それが解決されたら自分たちはどうしていのかを考えてもらいます)を、6回くらいで行います。(2週間に1回、約3ヶ月、9万円)

夫婦間葛藤に悩んでいる方、大崎セラピールームにご相談ください

今までの夫婦の会話は、正論や口論で、相手を納得させて、相手を変えようとして喧嘩になっていたかもしれません。
夫婦カウンセリグに来たら、相手を責めるのではなく、今までの会話を見直し、自分の気持ちや行動を見つめる時間にしましょう。
夫婦は人間関係です。自分が変われば、関係性は変化します。その中で、相手も変化していきます。
何が言いたいのか、言えていないことは何なのか、カウンセラーと一緒に考えて、相手に伝えてみましょう。

大体は、「批判しないで話を聞いて欲しい」「もっとこちらに関心を向けて欲しい」だったり、「もっと愛して欲しい」ということが本音であることが分かってきます。

そのことで相手を責めずに、自分の気持ちを伝えてみましょう。
相手に初めて本音が言えた、初めて感情が伝わった、初めて聞いてもらった感じがした、という体験ができただけで関係性は変わっていきます。

夫婦関係は変化していきます。その変化を柔軟に受け入れ、相手の受け入れられるものは受け入れ、受け入れられないことは手放していきましょう。

変化に抗わず、お互いの関係の変化を受け入れることで、緊張せずに、あるがままの自分で接することが出来るようになっていきます。

夫婦関係の改善のお手伝いを、大崎セラピールームがさせていただきます。